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中道歯科医院
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2020年10月21日
令和2年10月院長のマンスリートーク◆日歯連盟の変わらない支出に異議あり
令和2年10月院長のマンスリートーク◆日歯連盟の変わらない支出に異議あり

 昨年11月30日に発表された2018年(平成30年分)の日本歯科医師連盟の政治資金収支報告書(会計責任者冨山雅史)を見ると、本年の収入額が977,193,709(党費又は会費を納入した人数は43,594−昨年より853人増加)、前年からの繰越額1,915,817,697と併せて収入総額は2,893,011,406であり、支出総額は766,068,823であった。繰越金の多さが目立つ。
 経常経費は(1)人件費130,316,695(昨年より約3,132万円減少)、(2)光熱水費426,151、(3)備品・消耗品費11,885,557(昨年より約266万円減少)、(4)事務所費23,750,421で計は166,378,824であった。人件費のほとんどが役員の給与である。毎月の給与以外に賞与が年収の半分(6月分)出ている。退職金も破格である。さらに、旅費は原則実費ということになっているが、現実にもらっている額は実費の倍程なので、いい小遣いとなる。料亭・ホテルでの飲み食いも渉外費となる。
 政治活動費のうち組織活動費は147,445,725で、内訳は会議費(連盟関係の会合の旅費)59,222,600、旅費(活動旅費)30,734,426、交際費(広告料・御祝金等)15,077,390、諸会費(政治家のパーティー券等)34,813,000、渉外費(飲食代)7,579,339(前年よりやや増加)である。身内の形式だけの会合の旅費に5千9百万も使っている。
 その他旅費(5万未満ー領収書の添付がないもの)1,109万、タクシー代293万など何に使っているのかわからない。渉外費(飲食代)では、新宿の仏蘭西料理Nの飲食120万やアヤカンパニー102万杉並松鮨51万も目立つ。
 表1(1)(2)(3)は、諸会費(政治家のパーティー券等)34,813,000(昨年より約330万円増加)の内訳であるが、額の殆どが6万から10万と実にせこい。子供の使いではあるまいし、政治家に失礼ではないか。医師連盟などと比較されると、現執行部の政治センスのなさが裏付けられる。諸会費で多いのは、山田宏よい国後援会、平成研究会セミナー事務局、清和政策研究会、志帥会、志公会、島村大君を励ます会ぐらい。
 その他、選挙関係費39,420、陣中見舞40万、機関紙誌の作成関係費に28,932,970、ホームページ関係費1,296,000、宣伝費2,307,096、調査研究費は379,600となった。
 寄附・交付金は418,858,886かかっているが、(一財)国民政治協会はゼロ、新世紀社会保障政策研究会(石井みどり)1,100万、自由民主党神奈川県参議院選挙区第三支部1300万、自由民主党東京都参議院比例区第二十二支部750万、自由民主党鹿児島県参議院選挙区第五十一支部700万、昌友会500万、自由民主党千葉県第十三選挙区300万、自由民主党埼玉県参議院選挙区第四支部250万が目立つ位で、それ以外は都道府県歯科医師連盟への寄附金で約3億6,500万円も戻っている。
 一方、日本医師連盟(委員長横倉義武)の本年の収入額は963,974,606(党費又は会費を納入した人数は0人)、前年からの繰越額1,109,577,209と併せて収入総額は2,073,551,815であり、経常経費は(1)人件費75,721,432(日歯連盟より5,500万少ない)、(2)光熱水費598,400、(3)備品・消耗品費3,402,135、(4)事務所費10,714,047で計は90,436,014と日本歯科医師連盟と比較して7,600万円程少ない。また、政治活動費のうち組織活動費は172,525,875で、内訳は組織対策費82,661,379、交際費(日歯連盟の諸会費にあたる)68,730,000、渉外費(飲食代)13,582,902、行事費7,551,594である。陣中見舞いも310万円。その他、機関紙誌の作成関係費に29,570,976、広告費1,436,400、調査研究費は292,845である。
 日本医師連盟の寄附・交付金は695,896,000であるが、寄付金4億7,173万の内、(一財)国民政治協会2億円、他多くの政治家にそれなりの額で2億7千万、しっかりと中央へ政治献金をしている。そして、都道府県医師連盟へは交付金という名目で約2億2,416万6千円戻している。
 ほぼ同じ収入で、日本医師連盟は中央への献金として交際費の6,873万円と寄付金4億7,173万円、併せて5億4千万円を計上しているのに対し、日本歯科医師連盟は諸会費(政治家のパーティー券等)3,481万円と寄付金5,385万円、併せて8,866万円しか中央に献金していない。金額で比較すると日本歯科医師連盟の政治力は日本医師連盟のたった16.4%である。いくら偉そうなことを言っていてもその差は歴然としている。
 この事に対して、歯科界で異議を唱える人が少ない(知らないし、興味もない)が、全く異常な事態なのである。ホームページでも詳細が知らされないし、評議員会で指摘する人もいないので、社会問題化が繰り返されている。職域代表もいなくなった。
 日本歯科医師連盟の(一財)国民政治協会(自民党)への献金ゼロは医師連盟の2億円と比べ問題外である。日本歯科医師連盟で集めたお金は都道府県歯科医師連盟へ寄付金で戻すのではなく、中央で効率的に使うべきであろう。中央への会費や寄付金が集めた金(会員の浄財)の9%では政治力は知れたものである。
 これまで同様、日歯連盟の会費の使い方には今後も目を配る必要があるが、ここは役員人事も含め改革が求められる。役に立たない理事会や評議員会、役員の旅費への出金は最小限にすべきであろう。まさに、日本歯科医師連盟は会員のものでなく、連盟役員の老後の小遣い稼ぎとなっている。中央で政治家にお金を使わないのであれば、会費のさらなる大幅値下げをすべきであろう。日本歯科医師連盟は、まさに昔から「伏魔殿」(係わった人は常に不幸になる)である。
 繰り返すが、平成17年の日歯連盟改革で財務の合理化・透明化(支出面の見直しとともに適切な政治活動に基づく財務全体の透明化・合理化に向けた会計規則等の整備と執行部の意思決定システムの構築)や献金の見直し(偏った秘密主義を是正し都道府県連盟との緊密な連携による有意義な献金活動のルール作り)を行うはずだったのではないか。

   


当院の特徴紹介
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院長は、この事業の設立時から中心的役割をにない一定の成果を出しました。
年に1回は必ず「かかりつけ歯科医」で健診することが重要と考えます。
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