中道歯科医院|富山市高木 むし歯 歯周病 入れ歯 訪問診療 小児歯科 英語対応可 Availble language:Einglish,Department of Dentistry,ToyamaCity
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2011年1月11日
平成23年1月 院長のマンスリートーク ◆歯科医療問題解決のために
歯科医療問題解決のために
大久保会長の2期目の公約の1つであった、国民皆保険制度における国民歯科医療の真の姿を描き、その姿を実現するために歯科医療費は本来いくら必要なのかを算出する「検討会」の報告書が出た。
①歯科診療所の医業経営に基づく試算(歯科診療所の損益差益を医科無床診療所と同じにすると仮定して)で3兆844億円(1歯科診療所当たり年間約4,500万円)。②諸外国における対GDPとの比較による試算(先進7ヶ国の国民医療費の対GDP比の平均値10.39%の水準まで引き上げた場合)で3兆3300億円(1歯科診療所当たり年間約4,900万円)。③現在入手可能な範囲での歯科医師の技術料評価に基づく試算で12兆860億円(1歯科診療所当たり年間約1億7,700万円)という数値を出したものの、今後早期に再検証が必要という結論になった。
もう一つの公約である「国民歯科会議」については、各界を代表するメンバーを招集し、歯科医師会に対する要望を聞くという趣旨は理解するが、内容は具体性に乏しく、落胆を禁じ得ないという代議員の発言があった。執行部では、11月3日に東京国際フォーラムで国民会議の締めとなるシンポジウムを開き、歯科医療が「診察室で完結する」医療にとどまらず、「暮らしの中で、食生活を維持し、患者の生きがいを支える」医療へと発展していくことを望むという結論を得たが、確かに期待に反した平凡な内容となった。
国民の要望の2番目に「保険の範囲を広げる」というものがある。ハイビジョンテレビ時代に時代劇の役者の臼歯部に金属が見えるのはおかしいと思うことが度々あるが、小臼歯部への硬質レジン前装冠の導入(財源は1回目の歯周組織検査の点数の半減化で可能)を
進めるべきであろう。
また、平成22年に私立歯科大学協会のアンケート結果によれば、歯科医院を選ぶポイントは歯科医師の技術、評判、人柄である。歯科大学における教育は大切であるが、国家試験の難問化により予備校化し、技術の習得が難しくなってきている。入学希望者が減ると共に、留年者(特に6年生)が増えてきているのは問題であり、国家試験を法に定められた通常の資格試験に戻さないと歯科医療が崩壊してしまう危険性がある。
現在のシステムは一部の組織(日歯、学会、開業医会、行政)が独断的に決めたものではなく、あれもこれも取り入れた結果そうなった。悪貨が良貨を駆逐するようなことが起きないような工夫も必要であり、将来的には、成功報酬的評価の視点から改善することも一つの方法であろう。
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恩師総山孝雄(ふさやまたかお)先生の教え
いつも、総山先生の教えを守るよう治療に当たっています。
富山県内での産業歯科保健事業からの成果を踏まえて
院長は、この事業の設立時から中心的役割をにない一定の成果を出しました。
かかりつけ歯科医の役割
年に1回は必ず「かかりつけ歯科医」で健診することが重要と考えます。
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良質な音質のBGMを流してます。
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①歯科診療所の医業経営に基づく試算(歯科診療所の損益差益を医科無床診療所と同じにすると仮定して)で3兆844億円(1歯科診療所当たり年間約4,500万円)。②諸外国における対GDPとの比較による試算(先進7ヶ国の国民医療費の対GDP比の平均値10.39%の水準まで引き上げた場合)で3兆3300億円(1歯科診療所当たり年間約4,900万円)。③現在入手可能な範囲での歯科医師の技術料評価に基づく試算で12兆860億円(1歯科診療所当たり年間約1億7,700万円)という数値を出したものの、今後早期に再検証が必要という結論になった。
もう一つの公約である「国民歯科会議」については、各界を代表するメンバーを招集し、歯科医師会に対する要望を聞くという趣旨は理解するが、内容は具体性に乏しく、落胆を禁じ得ないという代議員の発言があった。執行部では、11月3日に東京国際フォーラムで国民会議の締めとなるシンポジウムを開き、歯科医療が「診察室で完結する」医療にとどまらず、「暮らしの中で、食生活を維持し、患者の生きがいを支える」医療へと発展していくことを望むという結論を得たが、確かに期待に反した平凡な内容となった。
国民の要望の2番目に「保険の範囲を広げる」というものがある。ハイビジョンテレビ時代に時代劇の役者の臼歯部に金属が見えるのはおかしいと思うことが度々あるが、小臼歯部への硬質レジン前装冠の導入(財源は1回目の歯周組織検査の点数の半減化で可能)を
進めるべきであろう。
また、平成22年に私立歯科大学協会のアンケート結果によれば、歯科医院を選ぶポイントは歯科医師の技術、評判、人柄である。歯科大学における教育は大切であるが、国家試験の難問化により予備校化し、技術の習得が難しくなってきている。入学希望者が減ると共に、留年者(特に6年生)が増えてきているのは問題であり、国家試験を法に定められた通常の資格試験に戻さないと歯科医療が崩壊してしまう危険性がある。
現在のシステムは一部の組織(日歯、学会、開業医会、行政)が独断的に決めたものではなく、あれもこれも取り入れた結果そうなった。悪貨が良貨を駆逐するようなことが起きないような工夫も必要であり、将来的には、成功報酬的評価の視点から改善することも一つの方法であろう。