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中道歯科医院
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2010年12月15日
平成22年12月 院長のマンスリートーク ◆指導・監査問題
◆指導・監査問題

本年7月22日、厚生労働省政策コンテストの第二次選考に残った7つの提案論文の中に、高点数あるいは情報による行政上の指導・監査を受ける際、「悪を正し刑を科す」というような観点から、犯罪に対するプロである検察庁や警視庁からの出向者を受け入れ、必要に応じてその場で刑事訴訟法に移行するというものがあり問題になった。
歯科医師会の中には、選定基準が不明瞭であり、高点数を対象とした集団的個別指導から高点数が下がらない医療機関を個別指導とするやり方は萎縮診療につながりかねない、医療の高度化を損なうという指摘があり、先日も四国地区連合歯科医師会から、個別指導等の在り方について「一方的な全国平等化等により指導の本来の目的を大きく逸脱し、益々厳しい方向に進んでいる」という指摘があった。15年の間、指導大綱は見直しされておらず、時代の流れに対応できない状況にある
日歯大久保会長は、指導・監査の状況について「最近、行政手続法を逸脱した指導が多く見られる。厚生労働省内には指導は医療費抑制のために行うものであるという意見もある。当然、看過できる問題ではない」と全国歯科医師会会長会議の席上述べ、指導・監査で問題になってる事項の他、地方社会保険医療協議会の在り方や議事録の公開、再指導を受けた事例などを調べることとなった。
いずれにしろ、不当な指導等で歯科医師の命が奪われるようなことはあってはならないことである。
歯科医師の指導の中でも、「厚生労働省と厚生局および都道府県」の共同指導に当たる人の割合はそれほど多くないが、院長は平成18年12月に経験したので、そのときの感想を少し述べてみたい。
指導の通知を4週間前に受け、持参物等の準備に取り掛かった。持参したカルテは50枚。当日、厚生労働省からは、保険局医療課医療指導監査室の特別医療指導監査官(技官)1名と医療指導監査官(事務官)2名が出席、社会保険事務局(当時)からは指導医療官1名、県から保険指導医1名と医療事務指導官が4名、計9名が向こう側に布陣を張る。こちら側は1名。歯科医師会からの立ち会いは2名いたが5m位離れており、見物という感じで意味をなさないものであった。その雰囲気はなんとも言えないものがあり、時間も普通の個別指導の倍の2時間みっちりやられたというのが、率直な感想。3人の指導担当医からの質問への応対も気を使うが、事務方の聴取事項・関係書類の確認(保険医療機関の現況、従事者の確認、院内掲示、診療業務の流れ、レントゲン・投薬、一部負担金の徴収、請求事務の流れ、日計表、技工指示書、従業員のタイムカード)も細かい。
講評後、結果に対する自主点検・自主返還を行うよう指示があり、こちら側はそれに素直に従うしかないのが実情か。1年後には再指導が用意されているので、気が休まらない日々が、その後も続いた。
   


当院の特徴紹介
いつも、総山先生の教えを守るよう治療に当たっています。
院長は、この事業の設立時から中心的役割をにない一定の成果を出しました。
年に1回は必ず「かかりつけ歯科医」で健診することが重要と考えます。
良質な音質のBGMを流してます。
患者にとってより安全で安心できる歯科外来診療の環境整備は万全