中道歯科医院|富山市高木 むし歯 歯周病 入れ歯 訪問診療 小児歯科 英語対応可 Availble language:Einglish,Department of Dentistry,ToyamaCity
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2010年8月10日
平成22年7月 院長のマンスリートーク ◆齲蝕減少の原因
◆齲蝕減少の原因
12歳児の齲蝕動向は、歯科疾患実態調査によれば、昭和32年以降齲蝕は増加し、昭和50年(5.66本)をピークに減少に転じ、平成17年の結果ではDMFT=1.7本にまで減少してきている。
それでは、戦後増加していた齲蝕はなぜ減少に転じたか。齲蝕の病因論に挙げられている砂糖の年間消費量、フッ化物配合歯磨き剤の市場占有率、歯科医師数、歯科診療所数等のどれも直接的に説明する要因とはなっていない。そのため、日本の齲蝕減少は、これらの要因の複合作用として説明されている。齲蝕の増加に砂糖消費量は関連し、フッ化物配合歯磨き剤はDMFTの低い値を維持することに関連しているようではある。
1日に2回以上歯磨きをする人が多くなってきたことは、国民の多くが口腔の健康の重要性を理解したことを示す指標であり、口腔に限らず、日本社会全体の健康志向の高まりが背景にあったことが重要なポイントとなる。
2010年は健康作り運動である「健康日本21」のゴールの年であり、歯科保健目標のうち、「3歳児のカリエスフリーの割合を80%にする」と「12歳児の1人平均DMF歯数を1本にする」が達成されると予想されている、メモリアルな年である。
これらのことは、歯科界全体の取り組みの成果を示す結果で、国民にとっても喜ばしいことであるが、歯科界がこのような疾病構造の変化に対応しきれていないことが問題である。
これまで、歯科界は齲蝕が多い戦後世代を対象として診療を行ってきたが、12歳児の1人平均DMF歯数1本は、生まれてから小学校を卒業するまで、ほとんどの子供が口腔内に齲蝕が存在せず、歯科医院を訪れる機会がほとんどないことを意味している。
この潮流に立脚した歯科医療のPhilosophyの確立や歯科医療技術の創造が急がれる。とくに、診療報酬体系は口腔の健康と密接に関係するものであり、健康志向の向上につながる健全な制度としていく必要がある。
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恩師総山孝雄(ふさやまたかお)先生の教え
いつも、総山先生の教えを守るよう治療に当たっています。
富山県内での産業歯科保健事業からの成果を踏まえて
院長は、この事業の設立時から中心的役割をにない一定の成果を出しました。
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年に1回は必ず「かかりつけ歯科医」で健診することが重要と考えます。
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それでは、戦後増加していた齲蝕はなぜ減少に転じたか。齲蝕の病因論に挙げられている砂糖の年間消費量、フッ化物配合歯磨き剤の市場占有率、歯科医師数、歯科診療所数等のどれも直接的に説明する要因とはなっていない。そのため、日本の齲蝕減少は、これらの要因の複合作用として説明されている。齲蝕の増加に砂糖消費量は関連し、フッ化物配合歯磨き剤はDMFTの低い値を維持することに関連しているようではある。
1日に2回以上歯磨きをする人が多くなってきたことは、国民の多くが口腔の健康の重要性を理解したことを示す指標であり、口腔に限らず、日本社会全体の健康志向の高まりが背景にあったことが重要なポイントとなる。
2010年は健康作り運動である「健康日本21」のゴールの年であり、歯科保健目標のうち、「3歳児のカリエスフリーの割合を80%にする」と「12歳児の1人平均DMF歯数を1本にする」が達成されると予想されている、メモリアルな年である。
これらのことは、歯科界全体の取り組みの成果を示す結果で、国民にとっても喜ばしいことであるが、歯科界がこのような疾病構造の変化に対応しきれていないことが問題である。
これまで、歯科界は齲蝕が多い戦後世代を対象として診療を行ってきたが、12歳児の1人平均DMF歯数1本は、生まれてから小学校を卒業するまで、ほとんどの子供が口腔内に齲蝕が存在せず、歯科医院を訪れる機会がほとんどないことを意味している。
この潮流に立脚した歯科医療のPhilosophyの確立や歯科医療技術の創造が急がれる。とくに、診療報酬体系は口腔の健康と密接に関係するものであり、健康志向の向上につながる健全な制度としていく必要がある。