中道歯科医院|富山市高木 むし歯 歯周病 入れ歯 訪問診療 小児歯科 英語対応可 Availble language:Einglish,Department of Dentistry,ToyamaCity
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2018年10月22日
平成30年10月院長のマンスリートーク◆歯科医療費2兆9千億突破−平成29年度医療費の動向より−
平成30年10月院長のマンスリートーク◆歯科医療費2兆9千億突破−平成29年度医療費の動向より−
厚生労働省では、毎月、医療費の動向を迅速に把握するために、医療機関からの診療報酬の請求に基づいて、医療保険・公費負担医療分の医療費を集計し、「医療費の動向」として公表しているが、今回、平成29年度の集計結果がまとまり9月21日に公表された。
ここにおける医療費は、速報値であり、労災・全額自費等の費用を含まないことから概算医療費と称される。概算医療費は、医療機関などを受診し傷病の治療に要した費用全体の推計値である国民医療費の約98%に相当している。
以下、今回の調査結果のポイントを下記に示し、感想を述べたい。
1.平成29年度の医療費は42.2兆円となり、前年度に比べて約0.95兆円の増加となった。
(表1-1)
2.医療費の内訳を診療種類別にみると、入院16.9674兆円(構成割合40.2%)、入院外14.4123兆円(34.1%)、歯科2.9152兆円(6.9%)、調剤7.7129兆円(18.3%)となっている。(表3-1)
3.医療費の伸び率は+2.3%。診療種別にみると、入院+2.6%、入院外+1.6%、歯科+1.4%、調剤+2.9%となっている。(表3-2)
4.医療機関を受診した延患者数に相当する受診廷日数の伸び率は▲0.1%、診療種目別にみると、入院+0.5%、入院外▲0.5%、歯科+0.1%となっている。(表4-2)
5.1日当たり医療費の伸び率は+2.4%、診療種別にみると、入院+2.0%、入院外+2.0%、歯科+1.3%、調剤+1.8%となっている。(表5-2)
6.入院外の1施設たり年間医療費をみると、病院72,229万円、 医科診療所9,775万円、歯科診療所4,085万円、保険薬局13,479万円となっている。(表25-1)
なお、入院外の主なる診療科別医科診療所の1施設たり年間医療費は、整形外科が12,300万円と一番多く、産婦人科が5,487万円と一番少なく、内科は10,141万円となっている。(表26-1)
7.1日当たり医療費は、診療種別にみると、入院36,169円、入院外8,731円、歯科6,978円、調剤9,195円となっている。(表31-1)
歯科の1日当たり医療費を都道府県別にみると、秋田県が7,653円と一番多く、 群馬県が6,214円と一番低く、平均は6,978円であった。
[総評]
速報値とはいえ、平成29年の歯科医療費が2兆9,152兆円(構成割合6.9%)になったことは評価されて良い。 平成19年は2兆4,996億円であったので、 この10年間で4,000億増加したことになる。 医療費の伸び率は、歯科+1.4%と他科に比べて少なかったとはいえ、改定のなかった年の伸び率としては悪くない。 毎年ほぼ1.4%伸びることが定着化した。医療機関を受診した延患者数に相当する受診廷日数の伸び率は▲0.1%、診療種目別にみると、入院+0.5%、入院外▲0.5%、歯科+0.1%で歯科がマイナスでなかったことも医療費増に結び付いた。1日当たり医療費の伸び率も歯科+1.3%と健闘している。
入院外の1施設たり年間医療費をみると、病院72,229万円、医科診療所9,775万円、歯科診療所4,085万円で、歯科診療所は医科診療所の41.8%しかない。本来7割であるべき技術料が4割とは医科歯科格差の典型で早めに是正されなければならない。1日当たり医療費も、診療種別にみると、入院36,169円、入院外8,731円、歯科6,978円と歯科が一番少ない。
歯科の1日当たり医療費を都道府県別にみると、秋田県が7,653円と一番多く、群馬県が6,214円と一番低く、平均は6,978円であったが、群馬県は秋田県の81%しかない。日本歯科医師会は都道府県格差の是正をして行くべきであろう。
いずれにしろ、歯科に順風が吹いており、3年以内には歯科医療費は3兆円を超えていくものと思われる(ただ、適正な歯科医療費は4兆円)。一部のマスコミの書く「歯科医師は食えない」職業ではなく、優秀な若者が参入して質を向上していくことが望まれる。国家試験にしても、今の合格率では将来、歯科医師の不足を招くことが予測される。これらのことをはっきり裏付ける今回の発表であった。
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いつも、総山先生の教えを守るよう治療に当たっています。
富山県内での産業歯科保健事業からの成果を踏まえて
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年に1回は必ず「かかりつけ歯科医」で健診することが重要と考えます。
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ここにおける医療費は、速報値であり、労災・全額自費等の費用を含まないことから概算医療費と称される。概算医療費は、医療機関などを受診し傷病の治療に要した費用全体の推計値である国民医療費の約98%に相当している。
以下、今回の調査結果のポイントを下記に示し、感想を述べたい。
1.平成29年度の医療費は42.2兆円となり、前年度に比べて約0.95兆円の増加となった。
(表1-1)
2.医療費の内訳を診療種類別にみると、入院16.9674兆円(構成割合40.2%)、入院外14.4123兆円(34.1%)、歯科2.9152兆円(6.9%)、調剤7.7129兆円(18.3%)となっている。(表3-1)
3.医療費の伸び率は+2.3%。診療種別にみると、入院+2.6%、入院外+1.6%、歯科+1.4%、調剤+2.9%となっている。(表3-2)
4.医療機関を受診した延患者数に相当する受診廷日数の伸び率は▲0.1%、診療種目別にみると、入院+0.5%、入院外▲0.5%、歯科+0.1%となっている。(表4-2)
5.1日当たり医療費の伸び率は+2.4%、診療種別にみると、入院+2.0%、入院外+2.0%、歯科+1.3%、調剤+1.8%となっている。(表5-2)
6.入院外の1施設たり年間医療費をみると、病院72,229万円、 医科診療所9,775万円、歯科診療所4,085万円、保険薬局13,479万円となっている。(表25-1)
なお、入院外の主なる診療科別医科診療所の1施設たり年間医療費は、整形外科が12,300万円と一番多く、産婦人科が5,487万円と一番少なく、内科は10,141万円となっている。(表26-1)
7.1日当たり医療費は、診療種別にみると、入院36,169円、入院外8,731円、歯科6,978円、調剤9,195円となっている。(表31-1)
歯科の1日当たり医療費を都道府県別にみると、秋田県が7,653円と一番多く、 群馬県が6,214円と一番低く、平均は6,978円であった。
[総評]
速報値とはいえ、平成29年の歯科医療費が2兆9,152兆円(構成割合6.9%)になったことは評価されて良い。 平成19年は2兆4,996億円であったので、 この10年間で4,000億増加したことになる。 医療費の伸び率は、歯科+1.4%と他科に比べて少なかったとはいえ、改定のなかった年の伸び率としては悪くない。 毎年ほぼ1.4%伸びることが定着化した。医療機関を受診した延患者数に相当する受診廷日数の伸び率は▲0.1%、診療種目別にみると、入院+0.5%、入院外▲0.5%、歯科+0.1%で歯科がマイナスでなかったことも医療費増に結び付いた。1日当たり医療費の伸び率も歯科+1.3%と健闘している。
入院外の1施設たり年間医療費をみると、病院72,229万円、医科診療所9,775万円、歯科診療所4,085万円で、歯科診療所は医科診療所の41.8%しかない。本来7割であるべき技術料が4割とは医科歯科格差の典型で早めに是正されなければならない。1日当たり医療費も、診療種別にみると、入院36,169円、入院外8,731円、歯科6,978円と歯科が一番少ない。
歯科の1日当たり医療費を都道府県別にみると、秋田県が7,653円と一番多く、群馬県が6,214円と一番低く、平均は6,978円であったが、群馬県は秋田県の81%しかない。日本歯科医師会は都道府県格差の是正をして行くべきであろう。
いずれにしろ、歯科に順風が吹いており、3年以内には歯科医療費は3兆円を超えていくものと思われる(ただ、適正な歯科医療費は4兆円)。一部のマスコミの書く「歯科医師は食えない」職業ではなく、優秀な若者が参入して質を向上していくことが望まれる。国家試験にしても、今の合格率では将来、歯科医師の不足を招くことが予測される。これらのことをはっきり裏付ける今回の発表であった。